本日の警備終了。今日は9時から物資運搬作業、10時から職人さんたちの護衛を行った。そのまま俺たちは継続で11時〜14時までは濃霧地帯で警備。たまーに怪物の群れに遭遇するだけで特に問題なく。第一層なら別に怖いこともない。でもそんな余裕を言っていられるのは、俺たちの警備にあわせて水上さんがついてきてくれたからだろう。笠置町姉妹を心配してのことだと思うけど、この人が(なんだかリフト動かして遊んでいたけど)後ろにいるというだけで、笠置町姉妹も目じゃない安心感に包まれる。この人のもとにあるのはたった一人の人間の力だけど、それは離れた場所にいる俺たちをも安心させるほどのもので、人間の修練っていうのはすごいと思う。
そしていったん地上に戻り、18時から20時でもう一度夜間警備についた。怪物というくらいだから夜行性かな? と漠然と思っていたけど二時間いてまったく遭遇はなし。怪物とはいえ夜は眠るのかな? それにしても光など入って来ない地下なのにどうやって昼と夜を判断しているのだろう。不思議だ。怪物たちはコミュニティ単位に別れているから、このコミュニティは昼に行動する、このコミュニティは夜に行動するといった風にそれぞれで違いがあるものとばかり思っていたのだけれど。
それにしても日に二度地下に潜るというのはすごく精神的に疲れるから戦闘がなくてよかったと思う。
と、たった今湯浅さんから電話がかかってきた。地下にいる部隊から援軍要請があったという。待機しているメンバーじゃ足りないかもしれないので俺も行ってくる。
行ってきた。あれだ。俺たちは根本的に甘く見ているか、やり方が間違っている。これからミーティングだ。
三人死んだ。